2017.05.24

ぶらり、春の奈良へ〜古民家宿 やなせ屋で暮らすように泊まる〜

2017.05.24

ぶらり、春の奈良へ〜古民家宿 やなせ屋で暮らすように泊まる〜

四月、長かった冬の終わりを告げる桜と新緑が目に眩しい。麗らかな風に吹かれ気の向くままに旅に出かけよう。静かな宿でゆっくりと時を過ごしたり、風情ある街並みをぶらり散策したり…。家族や親しい友人と、あるいは一人で行くのもいい、今回はそんな《居場所》を紹介したいと思います。

 

奈良

花に染む 心のいかで 残りけん 捨て果ててきと 思ふ我が身に  『山家集』 西行

「奈良五條新町」

豊かな里山の原風景が広がる南大和の中心都市・五條市の吉野川北岸に誕生した五條新町。古くは十七世紀から受け継がれてきた商屋の街並みの中に、ひっそりと佇む素敵なお宿がありました。

やなせ屋外観

町家一棟貸しの宿 やなせ屋

大正期に建てられた客間「離れ」と「」の二棟からなる宿。

数寄屋建築の「離れ」には一階に広々とした和室の寝室と居間、二階はソファー・テーブルのダイニング空間があり、昼夜快適に過ごすことができます。印象的なのは縁側と雪見障子。畳に座り、窓越しの庭を眺めると時が経つのも忘れてしまいます。

雪見障子

はなれ2階

重厚な扉を開けた奥に広がる「」は、外からは想像できない斬新な暮らしの空間への改修がなされています。

やなせ屋の蔵

一階は高い天井と照明が印象的な居間、二階には立派な梁が見える落ち着いた寝室とバスルームがあります。定員は離れの方が5名、蔵は2名までで、必要なアメニティも揃っています。

蔵の内観

宿は素泊まりですが、食事場所をオーナーさんに紹介していただけます。また朝食は向かいの和食レストラン五條 源兵衛さんにお願いしてこちらでいただくことができます。宿泊、食事共にできるだけ早い予約がおすすめです。またホテルとは異なりフロントもありませんので、到着時間などをオーナーさんへ直接電話などでお知らせすることが大切です。

今回は朝食に斜向かいの和食レストラン五條 源兵衛さんの茶粥をご用意いただきました。

朝ごはん

もとは奈良の増坊で食されていた消化に良い茶粥は番茶を使って炊かれます。源兵衛さんでもこの伝統を受け継ぎ、奈良漬や梅干し、高野豆腐の煮物といった塩分の効いた副菜と共にできたての茶粥を宿まで運んでくださいます。漆器や椀、茶粥の入った御釜まで素敵です。炊きたてが何より一番。「人は待たしても粥は待たせるな」、部屋の中だから着替えは後でも大丈夫。体を温めるためにも熱いうちにいただきましょう。

朝ごはんを食べる旅行者

朝ごはん

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